ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
「リュカオンは、どっち派なの?」

『我は、どっちでもいい派だ。明るかろうが、暗かろうが、眠れる』

「そう。暗い派ね」

「おい、アステリア。リュカオンはどちらでもいいと言っただろうが!」

「私が、暗い派にリュカオンを引き入れたのよ」

「ズルではないか!」

夜、明るくしたまま眠るのは、得策ではないだろう。私達はここですと、主張しているようなものだから。

「敵に見つかりにくいのは、暗くして眠るほうなのよ」

「それは……まあ、そうだな」

心細いような声が聞こえたので、仕方がないと思い、イクシオン殿下に手を差し伸べる。
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