ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
男女の影は重なる。これがドラマだったら、さぞかしドラマチックな場面だろう。
しかし、これは現実。実写版だ。こうして、人から隠れるような場所でキスをする関係など、まともなものではない。
かなり盛り上がっているようで、濃密に絡んでいるように見えた。
こんなところでいちゃついている、常識外れの男女を覗き込む。
片方は、三十前後の女性だ。色っぽいが、人妻という雰囲気である。
もう一人は――先ほどエリスが見せてくれた姿絵と一致する。
なんと、王太子カイロスだった。
悲鳴を上げそうになった口元を、サッと両手で塞ぐ。
「誰だ!!」
カイロス殿下の鋭い叫びが聞こえた。同時に、私は走る。
「待て!! おい、追え!!」
しかし、これは現実。実写版だ。こうして、人から隠れるような場所でキスをする関係など、まともなものではない。
かなり盛り上がっているようで、濃密に絡んでいるように見えた。
こんなところでいちゃついている、常識外れの男女を覗き込む。
片方は、三十前後の女性だ。色っぽいが、人妻という雰囲気である。
もう一人は――先ほどエリスが見せてくれた姿絵と一致する。
なんと、王太子カイロスだった。
悲鳴を上げそうになった口元を、サッと両手で塞ぐ。
「誰だ!!」
カイロス殿下の鋭い叫びが聞こえた。同時に、私は走る。
「待て!! おい、追え!!」