幸せな結末
番外編~理恵の夢みた光景~
「終わった・・・」
げっそりとして表情の理恵が隣の朝陽を見る。
朝陽は手に携帯電話を持ちアプリに記録する。
「15分間隔だったな。」
「・・・はぁ~」
夕方から微弱陣痛が続いている理恵。
朝陽は理恵からの連絡に早めに仕事を切り上げて帰宅していた。

帰宅すると理恵は陣痛を促進しようと床の雑巾がけをしたり、入院の準備を済ませていた。

さすが産婦人科での勤務経験が長い理恵。かなり落ち着いているように見える。

でも朝陽は知っていた。

理恵がやけに落ち着いたように見える時こそ焦っていることを。
理恵は内心、まだ15分!?まだまだ先が長い・・・と思い気が遠くなりそうだった。
朝陽は理恵のお腹や背中をさすりながら寄り添ってくれている。

「なんか食べられそう?」
「・・・プリン・・・」
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