ゲスです、ごめん
2人目

1話

小学生の頃はよく友達とファッションの話をしたりプロフィール帳の交換、シール交換してた。


私が小学6年生の頃、好きな人がいました。


中村くん。


中村くんは当時ポチャっとしてて、ほわわんとしてて可愛いかった。


誰にでも優しいところに惹かれました。


席も隣だったし、告白のチャンスはいくらでもあったんですよ。


でも、隣だからこそ勇気なかったので


手紙というツールを利用して告白しました。


でも、手紙で告白することも恥ずかしかった可愛い私は


年賀状という親にまで公開してしまう


自滅ツールで告白しました。


(バカ)


初めての手作り年賀状


でも、山田くんは


「家族が亡くなったから年賀状は受け取れない」


って言って私の告白大作戦は白紙に…


でも、諦めない!


私は結局「年賀状」って書いたラブレターを渡して冬休みに入りました。


休み明け


山田くんに振られましたー。


普通にショックだし、泣いたよ


(諦めず書いたのに…無念!)


綺麗さっぱり忘れて友達に戻ろう!って


前に進もうとしたのに…


友達の野瀬さんが


「さーちゃん(私)が振られた理由聞いたっちゃけど、さーちゃんに興味ないらしいよ。」


(いや、分かっとる…傷口に岩塩塗りこまれた)


うぜぇ、本当にうざい。


それから野瀬さん苦手です。


悪気が無いとはいえ、私が告白したことなぜ知ってる?


振られたという恥ずかしさ悲しさと


野瀬さんへのイライラで


学校めっちゃ行きたくなかったです。


(野瀬さんバカでかい犬2匹飼ってて、ばり金持ち。それがなお苛立たしい)
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