庇護欲を煽られた社長は、ウブな幼馴染を甘く攻め堕とす


「本当に。すごくお似合いです!」

 スタッフの人たちも千晃くんの声に賛同する。私を中心に盛り上がるのがなんだか無性に恥ずかしくなる。

 よくよく考えたらこんな露出の高い格好を千晃くんに見せたのは初めてかもしれない。だから余計にくすぐったいような気持になる。

 なにせ私達、そういう男女の関係がまだないのだ。結婚を決めてからも千晃くんは何もしてこないし、キスさえしていないっていう……。このままいくと、正真正銘のバージンロードを歩くことになる。

「他の衣装も着てみましょうか」
「はい、お願いします」

 そう言うとさっきと同様、数人のスタッフに囲まれたかと思うと、あれよあれよといううちにほぼ全裸にされ、新しい衣装へとチェンジされた。

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