漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~
「は?さっき言っただろ」
「白河ですけど…?」
白河のみ、言われた通り名前を言うと、ケンはブツブツなにか言いながら紙を上から下まで眺める。
「……あ、あった。黒河芽玖と白河波奈!」
満面の笑みを浮かべて、ケンは紙を俺と白河の顔の前につきだした。
「お前ら2人共、俺のクラスだぞ!ガーハッハッハッ!良かったな!」
「は?」
「え?!」
ケンクラス?
ケンクラスだと?!
「心配すんな!存分に可愛がってやんよ!」
わ、悪い顔…!
「最悪だ。終わった…さよなら俺の高校生活…」
「恨むんなら、自分の運の良さを恨むんだな!ケッケッケーッ!」
コイツなんかが担任を持つと、無茶苦茶なクラスが出来上がるのが見えてる。
プラス白河だろ?!
実に悲惨だ…。