漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~



「は?さっき言っただろ」

「白河ですけど…?」



白河のみ、言われた通り名前を言うと、ケンはブツブツなにか言いながら紙を上から下まで眺める。



「……あ、あった。黒河芽玖と白河波奈!」



満面の笑みを浮かべて、ケンは紙を俺と白河の顔の前につきだした。



「お前ら2人共、俺のクラスだぞ!ガーハッハッハッ!良かったな!」

「は?」

「え?!」



ケンクラス?



ケンクラスだと?!



「心配すんな!存分に可愛がってやんよ!」



わ、悪い顔…!



「最悪だ。終わった…さよなら俺の高校生活…」

「恨むんなら、自分の運の良さを恨むんだな!ケッケッケーッ!」




コイツなんかが担任を持つと、無茶苦茶なクラスが出来上がるのが見えてる。



プラス白河だろ?!



実に悲惨だ…。



< 14 / 100 >

この作品をシェア

pagetop