漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~



「お笑い…スキ?」



今度は白河が、俺を指差しながらたずねる。



そして俺は、手はそのままの状態で大きく縦に頷いた。



「たこ焼き…週3?」



白河頷く。



「お好み焼き…もち関西(勿論関西風)?」



俺頷く。



これはヤバいスゴい。



入学式早々、元関西人に出会ってしまった。



「なんだよ、オセロはもう両思いってかー?」



久々に口を開いたケン。



俺、正直お前の事…



「あ。先生いたんだ?」



ド直球?!?!



俺が心の中で思った事を、白河は躊躇いもなく本人にズバッと言った。



「お前、中々言うな…」



さすがのケンも、少なからずダメージを受けている。



「あ、でも黒河は、ケンにミニバスの時お世話になったんでしょ?ケンも大阪にいたってこと?」



そんなケンお構い無しに、質問する白河。



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