溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
元同僚が二度と近づかないようと思っての行動がちょっとやり過ぎた。
亮さんの前でどうしてやっちゃうかな、私。
幻滅してないかな?
少し怖かったけど、勇気が出たのは亮さんがいたからだよ。

ところどころで、亮さんの玲奈ちゃん呼びに、彼の皮肉がこめられているのぐらい
日本語がむずかしくてもわかる。
きっと、危ないことはしないでくれと言うこと。

なのに、最後は

“おいで、怖かったね。”
それ以上は何も言わず、抱きしめる力はいつもより強かった。


やっぱり彼は彼だ。どんな私でも受け止めてくれる。
究極の甘やかし屋だ。

やっぱり大好き。
彼のキスに酔いしれた。




日常の中でのハプニングだったけど、すぐにいつもの私たちへ。
むしろあえて、いつも通り私たちらしく。

予定通り、ショッピング。今日は甘やかすからね!と言って
クローゼット入らないよってくらい、あれもこれもとプレゼントしてくれた。

夕食は小さいお店のフレンチ。
ここがとっても美味しくて。そんな食いしん坊な私を見てニコニコ。
“気に入ってくれたみたいでよかった”とうれしそう。
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