偶然が続けば必然です!? 年下彼氏の包囲網
6章
■400文字程度のあらすじ
化粧品メーカーで働く琴葉は、同僚に「仕事が恋人」と言われるような仕事人間。数少ない楽しみである居酒屋でお酒を呑んでいると、金髪碧眼のノアと意気投合する。「また会えたらいいですね」という言葉で別れた翌日、会社で再開し、驚きを隠せない琴葉。さらに琴葉のマンションにノアが引っ越してきて、何度も偶然の出会いを繰り返す。これって本当に偶然……?と疑う琴葉だったが、やがてノアがかつてホームステイでお世話になったホストファミリーであったことを知る。ホームステイ最終日に交わした「迎えに行く」という約束を果たしに来たとノアは告げるのだった。琴葉に恋をしたノアは日本語を覚えた。さらに、琴葉の母と文通を交わし、琴葉の近況を把握していた。すべては琴葉を迎えに行くため。ノアの真っ直ぐな想いと行動力に琴葉の気持ちも動き出していく。

・本条 琴葉(ほんじょう ことは)
30歳。化粧品メーカーで働いている。
周囲に「仕事が恋人」と言われるほど、仕事に打ち込んでいる。
学生の頃に経験したホームステイで、日本人なのに日本の良さを知らないことを痛感し、日本らしさを海外に伝える仕事をしたいと思い、今の会社に入る。
長女で面倒見がいいが、人に甘えることは苦手。
趣味は、知り合いのいない居酒屋でお酒を飲むこと。

・ノア=ハーヴィー
26歳。イギリスの化粧品メーカーの社員。
琴葉の会社と共に仕事をすることになり、出向してくる。
金髪碧眼、長身で近寄りがたい印象があるものの、人懐っこい性格で周りには常に人がいる。
琴葉とは10歳の頃に出会っている。

■今後の展開
自分が来た目的を告げたノアからの猛アピールが始まるが、これまで仕事一筋だった琴葉は戸惑ってばかり。真面目な性格ゆえ、ノアの面倒は見るものの、それはまるで姉と弟のようでノアが求める関係とは違っていた。互いがどんな関係を求めているのか、仕事や私生活で関わりながら少しずつ、距離を縮めていくふたり。
日本とイギリス共同の仕事が成功する頃には、琴葉の中でノアは「小さい頃に出会った年下の可愛い男の子」ではなく、「甘えることができる唯一の男性」という存在に変わっていた。
互いのことが好きであると確かめ合い、ふたりは晴れて恋人になる。
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