あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「杏はタメだろ。颯馬の嫁だ。
それは俺も許さないぞ。
だから愛美はどうだ?恭一くんになら俺の可愛い愛美嫁にしてもいい」

「えっ…。
ちょっ、待ってくださいよ!
愛美ちゃんって、確かまだ小三ですよね…。

俺ロリコンじゃないですよ?」

颯馬の双子の妹、愛美ちゃんは確かにずば抜けて可愛い…が十も年下の小学生た。

俺にそんな趣味はない。

「大丈夫。あと十年もすれば立派な大人だよ。
アイツかなりのファザコンでツンデレだからな。
けっこう恭一くんのこと気に入ってるし、まぁ家の子供たちマセガキだからな。
そのうち迫られたら宜しくな」

悪戯っぽく笑う彼の言葉を俺はいつもの冗談だと思っていた。


この人たちの家族になりたいと、両親をなくしたときには何度も思った。

でもそれは決して彼らの娘と結婚するなど考えたことはない。

もちろんこんなたわいもない会話を俺はずっと忘れていた。



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