あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「いや、俺のものだし!」

「ちょっ!違うから!」

慌てて否定すると、愛美ちゃんはニヤつきながら、

「ほら~。杏ちゃんはこんなに可愛いいんだから颯馬にはもったいないから!」

とわざと私にべったりとくっついた。

「いや、でも兄ちゃんとうまくいってもらわないと俺たちの杏ちゃんにならないぞ姉ちゃん」

涼二くんが真面目な顔をしてとんでもない発言をした。

ちょっとまって!
俺たちのってどういう意味?

確かに小さい頃から、三人を可愛がってよく面倒をみたが、家来のように横柄にふるまってもきた。

それでも彼らはこうして私を慕ってくれて、今だに会えば二人とも私にべったりだ。
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