あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「 もう少しいてよ。
やっと会えたんだから。
まだ杏を充電しきれてない…」
ぎゅっと抱き締めたまま、私の体温をただ感じているかのように颯馬は身動きひとつしない。
「 …俺フランスでの三年間は誰からも手出されてないから。
こんなに触れたくてしかたないのは杏だけだから。
ずっとこうしていたい…」
"ピピピピ゙
静けさを打ち破るようにキッチンタイマーの
音が鳴り響く。
「ふぅ。
時間だ。杏、遅いから気を付けてかえれよ」
その手が首もとのネックレスに触れる。
「つけてくれてるんだ」
それは颯馬がお土産だと私にくれた小さな花に誕生石のアメジストがついたものだった。
「これってもしかして杏の花?」
「気づいてくれたんだ。
自分で言うのもなんだけど俺って手先器用だろ?」
あぁダメだ。
なんでこんなに颯馬はいつも私の心を簡単に颯馬でいっばいにするんだろう。
「颯馬が作ったの?」
後ろから抱き締めている颯馬の手を握る。
「ありがとう。
また明日お店に来てもいい?」
「遅いからダメだよ。
そのかわり、俺が会いに行くから。
おやすみ杏。
気を付けて帰って」
優しく微笑んだ颯馬は、別れるのが名残惜しくなるような甘いキスを私にひとつだけ落とした。
やっと会えたんだから。
まだ杏を充電しきれてない…」
ぎゅっと抱き締めたまま、私の体温をただ感じているかのように颯馬は身動きひとつしない。
「 …俺フランスでの三年間は誰からも手出されてないから。
こんなに触れたくてしかたないのは杏だけだから。
ずっとこうしていたい…」
"ピピピピ゙
静けさを打ち破るようにキッチンタイマーの
音が鳴り響く。
「ふぅ。
時間だ。杏、遅いから気を付けてかえれよ」
その手が首もとのネックレスに触れる。
「つけてくれてるんだ」
それは颯馬がお土産だと私にくれた小さな花に誕生石のアメジストがついたものだった。
「これってもしかして杏の花?」
「気づいてくれたんだ。
自分で言うのもなんだけど俺って手先器用だろ?」
あぁダメだ。
なんでこんなに颯馬はいつも私の心を簡単に颯馬でいっばいにするんだろう。
「颯馬が作ったの?」
後ろから抱き締めている颯馬の手を握る。
「ありがとう。
また明日お店に来てもいい?」
「遅いからダメだよ。
そのかわり、俺が会いに行くから。
おやすみ杏。
気を付けて帰って」
優しく微笑んだ颯馬は、別れるのが名残惜しくなるような甘いキスを私にひとつだけ落とした。