シュガーレスでお願いします!
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マンションに帰宅した私はそのまま慶太にベッドに連れて行かれた。玄関から寝室までは点々と脱がされた服が散らばっていて、早く肌を擦り合わせたくて待ち切れない私達のはしたない心が露わになっていた。
「あ……。慶太、待って……」
ベッドにうつ伏せになり後ろから胸の頂を弄ばれようものなら、枕に顔をうずめて声を押し殺す。
慶太は私の懇願を聞いても、うなじに唇を這わせたまま、手を止めることはしない。
「待たない。めちゃくちゃ抱くって言っただろ?早く覚悟決めて」
覚悟……?
慶太にドロドロに溶かされる覚悟?苦手だった甘すぎる愛情を受け入れる覚悟?
……そんなの最初から出来ている。
「違うの……」
私は身体を捩り仰向けになると、慶太の顔を両手で包んで近くに引き寄せた。
「あ、愛してる……」
私は感極まって、目尻に涙を浮かべた。
あの時は酔っていたから何も覚えてなかったけど、胸を満たすこの気持ちは決して嘘じゃない。
だから、ちゃんと伝えたかった。
慶太は鳩が豆鉄砲を食ったようなキョトン顔を見せたが、次の瞬間破顔したのだった。
「俺も、比呂を愛してるよ」
そう言うと、目尻にたまった涙を舌ですくい取り、たっぷりと愛情が詰まったキスをくれた。
「比呂を甘やかしていいのは俺だけだ……」
隙間なくピタリと寄り添った肌から、好きという気持ちが伝わってくる。
私はシーツを握りしめながら、至福のため息が出るほど慶太の愛情を堪能した。
私を砂糖漬けに出来るのは慶太だけだ。
もう慶太なしでは生きていけないんだから、最後まで責任とってよね。