蝉のなく頃に
駅まで船瀬と戻り、少しウィンドショッピングを
楽しんでからそのまま駅で別れた
時計を見ると17:52
まだ陽が照っている
昼間程の照りつける暑さはないがまだ暑い
茜色に染まった薄い雲を見つめた
一瞬枝の葉が微かに動き
お店の入口に飾られた風鈴が小さく音を響かせ
ふわっと生暖かい風を感じた
船瀬の言う事は間違いない
分かってる
私が第三者だったら同じように思う
いざ自分がってなると
どうしたらいいのか戸惑ってしまっている
スマホをカバンから取り出し画面を開いた
不在着信1件
一瞬かけ直そうと画面をタップしたが
その後の指が動かない
結局、私はそのままスマホをカバンに
しまいこんでしまった
帰りに家の近くのスーパーに寄り
夕飯のお弁当と飲み物、雑誌を買って家に向かった
家に着いてサンダルを脱ぎ終えると
船瀬からラインが来た
楽しんでからそのまま駅で別れた
時計を見ると17:52
まだ陽が照っている
昼間程の照りつける暑さはないがまだ暑い
茜色に染まった薄い雲を見つめた
一瞬枝の葉が微かに動き
お店の入口に飾られた風鈴が小さく音を響かせ
ふわっと生暖かい風を感じた
船瀬の言う事は間違いない
分かってる
私が第三者だったら同じように思う
いざ自分がってなると
どうしたらいいのか戸惑ってしまっている
スマホをカバンから取り出し画面を開いた
不在着信1件
一瞬かけ直そうと画面をタップしたが
その後の指が動かない
結局、私はそのままスマホをカバンに
しまいこんでしまった
帰りに家の近くのスーパーに寄り
夕飯のお弁当と飲み物、雑誌を買って家に向かった
家に着いてサンダルを脱ぎ終えると
船瀬からラインが来た