想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
あるいは居住スペースをちょうど凹の字のような形状にし、くぼみ部分を中庭スペースにしている案もある。
中庭に伸びるのは、竹。目隠しの役目を果たしながら、住むひとの憩いの空間を生みだしている。

どの作品もアイディアがあふれているけれど、一通り目を通して「わたしならこれです」と森山さんにしめした。
その名も『うずまきハウス』というユニークな作品だった。中心部にコアとなるユニットを据え、外縁部を階段がぐるりと囲んでいる二階屋だ。
どこかフランク・ロイド・ライトのデザインを思わせる。

階段の途中に大小さまざまなサイズの開口部が、目の高さにあるいは腰より下の位置にもうけられている。
面により勾配も通路の広さもそれぞれ異なる階段は、明暗さまざまな表情をもち、ときにコアとつながり、あるいは窓から外の景色を切り取ってみせる。
そんな階段に内包されたコンパクトなコアのスペースは、どこか穴ぐらのような印象で。いかにも居心地がよさそうだ。

「へえ、なんでそれ」
と森山さん。
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