想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
自分の恋人にちょっかいをかけている相手をも、きちんと認めることができる。
佐倉さんのそんな公平さにもわたしは心溶かされて。どうしようもないくらい、佐倉さんのことが好きだ。

「誰にも何にも負けたくない」想いをそのままにとばかりに、熱のある彼の声。
「関東ビルディングの案件は必ず受注する。そして美織は誰にも渡さない」

彼にならすべてを信じて委ねることができる。

「負けたのは美織の魅力だけ。美織になら、負けてもいい」
いたずらっぽく笑んで、わたしのくちびるを指の腹でなぞる。

「圭介さん」
わたしはあなたに負けっぱなしなのに。

抱き上げられてそのまま、果てない夜へとさらわれていった。
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