想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
「僕がチームの人員に求める条件はシンプルなんだが、なかなか満たすひとがいなくてね」
かるく首をすくめる。
「条件、といいますと…」
「逃げない、投げない、人のせいにしない。それが条件だ」
たしかにシンプルな言葉が胸を衝く。
「新入社員研修のとき、栗原さんのトレーナーみたいなことをしてたけど。
一回、栗原さん電車の遅延で遅刻したことがあったんだ」
そんなことあったっけ。研修のときは毎日いっぱいいっぱいで、目まぐるしくて、正直佐倉さんのこともうっすらとしか記憶にない。
「遅延証明もあったけど、きみは言い訳めいたことを一言も口にしなかった。なかなかできないことだ。人間ってつい、自分は悪くないって主張したくなるものだから。
明日からもっと早く来ます、って青ざめた顔して一生懸命謝罪していた。その姿が忘れられなかった。
言葉だけじゃなくて、翌日からもっと早い時間に出社してきてた。本当に真面目な子だなと思ったよ」
自分が忘れていたことを褒め言葉とともに口にされると、なんとも気恥ずかしい。
かるく首をすくめる。
「条件、といいますと…」
「逃げない、投げない、人のせいにしない。それが条件だ」
たしかにシンプルな言葉が胸を衝く。
「新入社員研修のとき、栗原さんのトレーナーみたいなことをしてたけど。
一回、栗原さん電車の遅延で遅刻したことがあったんだ」
そんなことあったっけ。研修のときは毎日いっぱいいっぱいで、目まぐるしくて、正直佐倉さんのこともうっすらとしか記憶にない。
「遅延証明もあったけど、きみは言い訳めいたことを一言も口にしなかった。なかなかできないことだ。人間ってつい、自分は悪くないって主張したくなるものだから。
明日からもっと早く来ます、って青ざめた顔して一生懸命謝罪していた。その姿が忘れられなかった。
言葉だけじゃなくて、翌日からもっと早い時間に出社してきてた。本当に真面目な子だなと思ったよ」
自分が忘れていたことを褒め言葉とともに口にされると、なんとも気恥ずかしい。