想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
「赤ワインでいいかな。気に入っている銘柄のやつがあって」
佐倉さんがテーブルにグラスを出してくれる。
「あ、はい。家ではよく飲むんですか」
「ときどきたしなんでる」
佐倉さんの長い指がワインオープナーを操って、器用に栓を抜く。指先までうつくしいひとだ。
彼に触れられているグラスとボトルにさえ、一瞬嫉妬してしまう。どれだけ佐倉さんのことが好きなんだろう。
注がれたワインの紅が目に鮮やかに映る。
「そういえばエル・コニール社の家具のデザインは順調ですか」
ソファに並んでかけながら聞いてみる。
試作段階だ、と佐倉さん。
「椅子を提案している。たとえば床几や折り紙から着想を得たような、ジャポニズムには走りたくなかったから。ユニバーサルなデザインを目指した」
彼の口調が熱をおびる。
「試作ができ上がるの、楽しみです」
ワインを片手におしゃべりがはずむ。夜の序章だ。
佐倉さんがテーブルにグラスを出してくれる。
「あ、はい。家ではよく飲むんですか」
「ときどきたしなんでる」
佐倉さんの長い指がワインオープナーを操って、器用に栓を抜く。指先までうつくしいひとだ。
彼に触れられているグラスとボトルにさえ、一瞬嫉妬してしまう。どれだけ佐倉さんのことが好きなんだろう。
注がれたワインの紅が目に鮮やかに映る。
「そういえばエル・コニール社の家具のデザインは順調ですか」
ソファに並んでかけながら聞いてみる。
試作段階だ、と佐倉さん。
「椅子を提案している。たとえば床几や折り紙から着想を得たような、ジャポニズムには走りたくなかったから。ユニバーサルなデザインを目指した」
彼の口調が熱をおびる。
「試作ができ上がるの、楽しみです」
ワインを片手におしゃべりがはずむ。夜の序章だ。