想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory


自分のうちのソファで、インテリアの専門誌を広げてみる。
前ほど熱意をもってページを見ていない自分に気づく。

素敵な空間づくりの手伝いをするのが夢だった。
自分のデザインで部屋を彩りたい。自分で架空の依頼を考えて、室内コーディネートを想像していたっけ。
それなのに、今は…

佐倉さんに相談するのは、はばかられた。
恋人なのにどうして?
わたしのことで、彼をわずらわせたくないから。でもそれって、恋人といえるんだろうか。

相談相手で頭に思い浮かぶのは、まず絵里子で、その次が…悔しいことに直斗さんだ。

圭介さん、と思わず声に出して彼の名を呼ぶ。
こんなにも好きなのに。彼のためならなんでも差し出せると思っていたけど。
わたしは、自分の夢をかわりに置き去りにしてしまったの?
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