期間限定『ウソ恋ごっこ』
「ちょっと美空! なに顔赤くしてんの!?」
我を忘れて先輩に見惚れていると、真央ちゃんの鋭いツッコミが入ってハッとした。
ま、真央ちゃんてば変なこと言わないでよ!
「べ、べつに、揺れて怖いから血圧上がってるだけだもん!」
先輩に誤解されたら大変だと思って慌てて否定したけれど、動揺したせいかますます顔が熱くなってきた。
うわぁ、どうしよう。たぶんもう、言い訳できないくらい真っ赤になってると思う!
恥ずかしくて顔上げられないー!
「大丈夫だ。怖がらなくていい」
落ち着いた声にふと顔を向けると、綺麗な黒い瞳がまっすぐあたしを見ている。
「俺はお前をはなさない。だから安心して抱かれていろ」
言葉と瞳が弾丸みたいにズドンと胸に飛び込んできた。
あまりの衝撃に息が詰まって目を白黒させているあたしを、先輩は表情も変えずに見ている。
こ、これは……自分がどれだけ破壊力抜群なセリフを言ったのか、まったく自覚していない顔だ。
天然か! この人って激クール系と見せて、実はド天然なのか!
我を忘れて先輩に見惚れていると、真央ちゃんの鋭いツッコミが入ってハッとした。
ま、真央ちゃんてば変なこと言わないでよ!
「べ、べつに、揺れて怖いから血圧上がってるだけだもん!」
先輩に誤解されたら大変だと思って慌てて否定したけれど、動揺したせいかますます顔が熱くなってきた。
うわぁ、どうしよう。たぶんもう、言い訳できないくらい真っ赤になってると思う!
恥ずかしくて顔上げられないー!
「大丈夫だ。怖がらなくていい」
落ち着いた声にふと顔を向けると、綺麗な黒い瞳がまっすぐあたしを見ている。
「俺はお前をはなさない。だから安心して抱かれていろ」
言葉と瞳が弾丸みたいにズドンと胸に飛び込んできた。
あまりの衝撃に息が詰まって目を白黒させているあたしを、先輩は表情も変えずに見ている。
こ、これは……自分がどれだけ破壊力抜群なセリフを言ったのか、まったく自覚していない顔だ。
天然か! この人って激クール系と見せて、実はド天然なのか!