高嶺の花沢さんは恋の仕方がわからない
「あ、ここです」

目的の場所に到着したみたいだ。

レトロな外装が特徴的で、まさに“昭和の喫茶店”と言う感じだ。

「どうぞ」

西口くんがドアを開けて、私から先に中へと入るようにうながした。

「ありがとうございます…」

お礼を言って中に足を踏み入れると、その後で西口くんも中に入った。

「いらっしゃいませ、お好きなところにおかけください」

出迎えてくれた店員に西口くんは会釈をすると、
「ここに座りましょう」

窓側の席へと私を誘導した。

時間帯もあってか、お客さんは私たちを含めて4人しかいなかった。

内装もとてもレトロで、まるでタイムスリップをしたんじゃないかと思ってしまった。

私が椅子に腰を下ろしたことを確認すると、西口くんは向かい側の椅子に腰を下ろした。
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