【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
周りは既に、車の方へと歩を進めている。



『光里…、仕事か?』

『おやすみ…』

『俺も予定ないし、
一緒にいようか?不安しかないやろ』

『じゃ…お願いする。』

『じゃ、光里のアパートで良いかな?なっ?』



と、車に乗せてくれる誠実。





他の子たちと話せるわけもないまま、
私は誠実とふたりでいた。





『光里…、着いたぞ。』



放心状態の私を抱きしめてくれる…

車から降りない私を抱きしめてくれる…



『俺、一緒にいる。
支えるのは俺しかいない…。
行こう。』





そう言い、
アパートの中に入っていくふたり



呆然と立ち尽くし、
カバンすら開けれないままいたとき



誠実がカバンの中から鍵を取り出して開けてくれたみたい。
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