【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
今にも倒れそうな私を乗せ、
誠実とふたりで和食店に入った。



誠実も心なしか痩せこけてしまったようだね……



『食べなきゃ…きちんと…』

『お互いさまだよ…。』





失望したまま、
以前のように話せなかった。





『寝てるのか?』

『あまり……』

『寝ろよ、きちんと。』





人のことは心配ばかりするのに、
自分のことは…
いつも2の次。





そのあと、
アパートでふたりきり…



懐かしい時間だったけど、
ふたりとも絶望の淵に立たされていた。





最後の時間を過ごすのは、
阿佐くんだった…



事故に遭った日__



アパートの下で話していたのが最後だったことしか思い出せないでいた。


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