俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?


「あー、気持ちよかった、走ると嫌な事も忘れるね」

「嫌な事があったのか?」

キルの足を洗い家の中に入れてから外の水道で二人は手を洗った

「嫌な事っていうのも大袈裟だね(笑)只、まだ新しいお父さんと二人になると話せないというか」

「そっか、まあ今まで二人だったもんな」

「うん……どっちかっていうと無口なの、お母さんが一人で喋ってる感じかな〜…………こんなこと事情を知ってる涼にしか言えない………」

南は玄関を入りリビングでキルの相手をする

俺、いい話し相手?でも俺も南には家のこと話したな、雄星には話してないのに……

涼はリビングで南に声をかける

「何か飲むか?」

「牛乳でいいよ、ヨーグルトでも(笑)」

「んー」

キッチンから瓶の牛乳を持ってきて渡す

「しょうがないな、俺の明日の分飲め」

「ありがとうございます(笑)」

涼はヨーグルトを直飲みした

「あの、さ……」

南は牛乳を飲んでるのを止めた

「俺がいつでも話聞いてやる……し……プッハハ」

「な、何?」

「白ひげ(笑)」

「なによ、牛乳飲んだらなるでしょ?」

南は手で口を拭った

もう〜恥ずかしい

「悪い、悪い確かになるけど人のを見るとな、あー可笑しい(笑)」

南は残りの牛乳を飲み干し、口を拭った

「ご馳走様、瓶洗っておくね」

「いい、俺がヨーグルト入れにいくし」

「そう、ありがとう」

あっでも涼の夕食みたいな〜

南は涼の後についていく

「ん?どした?」

「夕食は何かなって思って(笑)」

「あー」

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