俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?


テーブルの上におかずがおいてあった

「食ってみる?美和さんも料理上手いよ」

「えっ、いいの?」

南はラップをはがす

涼は鍋の汁ものを温める

「座れば」

「あっ、うん」

メインはトンテキか、二枚分くらいあるよね

「あっためようか?」

「いいよ、俺がする、スープ……はい」

コンソメスープが出てきた

「俺が食う間居ろよ、送るから」

南はスープをフーフーしながら頷いた

やっぱ寂しいのかな……いや、優しいのかな……

「うん、美味しい!」

「このスープはタマネギ小さく切って入ってるけどこれは食べれるの?」

「これは食べれる」

肉をテーブルに置いて椅子に座りながらお箸を持つ

「いただきますは?」

「いただきます、お前も言ってねぇ」

涼は拗ねた

「私は味見だから(笑)」

涼は肉とご飯を勢いよく食べる

トンテキの横には炒めたキャベツがあった

「キャベツは大丈夫なんだ」

「んー、料理の仕方かなー、食感というか……美和さんじゃねぇとわかんないと思う、モグモグ」

「ふーん」

「南が日曜日にメシ作ってくれるなら教えるけど」

カットされたトンテキを二切れ一気に口にほおりこむ


嬉しそうに食べちゃって(笑)
でも、自分もそうだけど一人で食べる時って笑わないよね
一緒に食べなくても居てあげるだけで違うよね



「南は今は料理してないのか?」

「まあね、お母さん仕事してないし」

涼はごはんのおかわりをする

「結構食べるね(笑)」

「焼いた肉があれば沢山食う」

「だから野菜も食べろっつーの(笑)」

南はお椀を洗いに席を立ち、涼の頭を軽くつついた

(笑)子供じゃん


食事が終わると涼が家まで送ってくれた

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