俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?
日曜日の夜、涼は南に電話する
「咳どうだ?」
「だいぶ治まった、明日は行くよ」
「ちょっと切り替えるぞ」
涼はビデオ通話に切り替えた
南の画面にはキルが映っていた
「キル〜」
「ワン!」
「わかるのかなー、携帯だから無理かなー」
「声は聞こえてるけどな(笑)南のフェロモンがないとわからないかもな」
「キルが動いてるから雑音がすごい(笑)」
涼はキルをゲージに入れる
「瑠莉らも心配してたぞ」
「うん、メールくれた、明日ご飯食べに行く」
「行けるか?」
「うん!あっ、涼も?」
「俺が提案したんだが……」
「そうなんだ(笑)どこ行くの?」
「まだ、決めてない」
「行く、行く!じゃあ、お風呂入ってくる、明日ね」
「じゃあな」
月曜日放課後
「瑠莉、なっちゃん行くか?南は?」
「先生に呼ばれたの、もう少し待って」
「じゃあ、僕はまた、連絡するから」
隼人は今日は部活のため来れないらしい
南が教室に戻ってきた
「あっ、お待たせ、ごめんね」
「何?その袋」
「ちょっと中間も期末も悪くて宿題を別に出された(笑)赤点取っちゃって……進学クラスだからこれからついていけなくなるぞって」
「なんだよ、わかんないなら、いつでも聞けよな」
「あっ、うん、ありがと」
「よし、行くか?どこ行く?」
「ファミレスでいいよ、フリードリンクにしよ」
「じゃあ、決定、ん、貸せよ」
涼は南の袋を持ち南と話しながら先に二人で歩き始める
後ろから雄星が携帯をいじりながら歩いて行く
「雄星、歩きスマホは危ないよ」
「えー、だって、涼が……」
瑠莉が雄星と並ぶ
「雄星、涼のさり気ない男っぽさに気付いた?」
「涼はいつも格好いいし……」
「南の荷物多いでしょ?さりげなく荷物持ってあげてるの、わかる?」
「本当だ、かっけー、さすが俺の涼……でも、涼の隣は俺が歩きたいし」