言葉遊戯DE少女飯事【青・長編】
友達づくり③(恋ばな皆無)

私は短大も大切に楽しんで居た。ツレにみきちゃんという努力家で、有言実行の福祉関係に勤めたいから、親の反対を振り切って、バイトで塾代を稼ぎ四大に編入するという強者が居た。そのツレは顔で選ばなかった。考古学の発掘のバイトをしていた彼女は私がハッスルする体育の時間に休憩をするくらい勉強して働いていた。私はオフセットの同人誌が作りたかったから、よろずというジャンルで、あるピークはとおに過ぎ去ったアニメのパロディを作ろうとパロディ小説を二本と漫画らしきモノを描き始めながら、さばく自信がなかったので、全員をゲストにしようと、あの手この手で、何人かを誘うことにも成功する。あこがれのなおこ先輩やじゅんこちゃんときょうこちゃんやアニメショップで、無料配布されてるチラシの中からめぼしい人を選んでお客になったり、オフセット同人誌のゲスト募集をしている三人にゲストと依頼をしようと、ゲスト参加させてもらった。充実したのは趣味だけではない。授業を受けまくり、ずっと学校で居る真面目さを発揮した。空き時間は図書室かタイプライターのある部屋で、ブラインドタッチの取得の為に、上下左右が覚えられない壊れた脳みそで、一人で何時間も住み込んで居た。図書室ではcobaltは無かったので「コレクター©ジョンファウルズ」や「ミザリー©スティーブンキング」等を読み、図書室空間で、はしゃいでいた。 単色コピー機があったので、コピー便箋を作って、同人誌のゲスト様に使った。当時、ペンネームが二つ有り、インデックスシールで書いたペンネームとサインのペンネームが別になっていたミスはご愛嬌。私なりの学生生活を楽しんで居た。そのうち、まさよちゃんがきょうこちゃんから買ったアニメのパロディ便箋を使用している事に気がつき、別のアニメを応援するからコミケに行かないか?と誘われる事になる。企業のイベントの一般参加は晴れ着を着てはしゃぐ私だったが、本物のコミケは初めてだし、彼女と何回か行ったくらいしかない。コミケは大抵本人が売り子をしているので、ダメもとでスケブを依頼したら、プロの人にもオリキャラを描いてもらうことに成功した。とても嬉しかった。企業のイベントで1冊同キャラでうめて個性を楽しもうとコルクションしてたスケブは最後の依頼人、せいこさんの手にまだあるので欲しいのだけども、最終ページに私が描いたのを貼ったスケブはまだまだしょうこさんの手から取り戻せていない。
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