同窓会〜あの日の恋をもう一度〜
それと、浅田聡子にも自分の口からきちんと言って、今度こそ邪魔されない様にね。

じゃあ、私はそろそろ行かなきゃ間に合わないから」

永木はそう言って立ち上がると荷物を持って店を後にした。
俺はそんな永木の後ろ姿を見送った。

ありがとう、永木。

今度こそ、西田に気持ちをきちんと伝えるよ。

俺は、テーブルの上に置いているカフェオレを飲み干すと、真っ直ぐに前を見つめた。

この視線の先に、いつか西田が居ます様に……。



ー終ー
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