···イタリアへ


翌日、メイソンは蒼空を学校まで
送って行った。

『蒼空が、かわいそうだから
サオリもここで良いよ。
毎日、連絡する。
サオリもして。
イタリアの仕事をきちんとしてから
日本に永住したいと思っている
俺の家は、アレックスがいるから
問題ないからね。
もう少し、待っていて
愛してる、サオリ。』
『わかった、待ってるね。
電話もメールも毎日する
私も、愛してる。
蒼空と待ってるから
早く着てね。』
と、言ってメイソンを
抱き締めた。

メイソンも離れがたくて
何度も、何度も沙織に
キスをした。

空港に向かうギリギリまで
離れなかったが
沙織に叱られて
タクシーに乗り込んだ。
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