···叔母の元へ


沙織は、マンションに帰り
叔母に連絡をした。

新倉 絢(にいくら あや)
叔母は、アメリカ・ニューヨークで
暮らしている。

叔母は、私からの電話にびっくり
していたが、事情を話すと
両親にも何も言わないと
言ってくれた。

両親に言わないとなると
部屋の荷物を保管する場所が
ないから部屋は、そのままで
こちらに来なさい。
と、叔母に言われて
そうだと思い
マンションの部屋の鍵だけ変えて
管理会社に一つ預けて置く事にした。

私達は、お互いの部屋の合鍵を
持っている。
私は、彼の荷物と共に
合鍵もいれて発送準備をして
明日送る。

私の部屋は、管理会社に連絡をして
鍵を変えたいと話して
明日業者が、朝いちに来てくれる
事になった。

夜になり
和彰が来ることを恐れて、
着替えだけを持ち
ホテルに移動した。


プロポーズを断ってから
和彰から
電話やメール、LINEはきていた。
電話に出て・・とか
話がしたい・・とか
会いたい・・とか
連絡ほしい・・とか
でも、私はそれに答えることは
しなかった。
今は、和彰に会いたくなかったから。
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