魔女狩り

#3



思案するグレイオスの元に、国王軍進撃の情報が届いた。


それは余りにも早過ぎる展開であり、グレイオスに策を立てる暇などなかった。


そうなるともう、如何に犠牲を少なくするかが問題であった。










グレイオスの部隊は既に準備を整えていた。


街の前では本隊を展開させ、後方では分隊によるオーランドの民の誘導を始めていた。


これにより、オーランドの民の犠牲を最小限にし、後は、兵士での戦いをするのみだった。








しかし、そんな抵抗軍に対し、国王軍は騎馬分隊による後方からの奇襲をかけるのだった。

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