MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
美優の言葉がよほど嬉しかったのか,保育士はペコッと頭を下げた。
「じゃあ春奈,帰ろっか」
「うんっ!せんせい,さよーならぁ」
春奈が,保育士の先生にブンブンと手を振る。美優も,「さようなら。ありがとうございました」と会釈した。
帰る道すがら,彼女は手を繋いで歩いている我が子に,思いきって訊いてみる。
「春奈,……パパ欲しい?ママね,結婚しようと思ってるんだ。春奈はママが結婚したら嬉しい?」
まだ幼い春奈は,「うーーん」と悩んでから可愛らしく小首を傾げた。
「わかんない」
「分かんない,かあ。そうだよね。春奈にはまだ難しかったかな。ゴメンね」
……やっぱり,自分で決めるしかない。そう思うと,チラチラ思い浮かぶのはあの人のこと。あの出会い系アプリで自分を見つけてくれた〈Yu-Ichi〉という男性のことだった。
「よし☆帰ったらメッセージ送ってみるか!」
自分から一歩踏み出さなければ,何も始まらない。その一歩めが,きっとコレなのだから。
「じゃあ春奈,帰ろっか」
「うんっ!せんせい,さよーならぁ」
春奈が,保育士の先生にブンブンと手を振る。美優も,「さようなら。ありがとうございました」と会釈した。
帰る道すがら,彼女は手を繋いで歩いている我が子に,思いきって訊いてみる。
「春奈,……パパ欲しい?ママね,結婚しようと思ってるんだ。春奈はママが結婚したら嬉しい?」
まだ幼い春奈は,「うーーん」と悩んでから可愛らしく小首を傾げた。
「わかんない」
「分かんない,かあ。そうだよね。春奈にはまだ難しかったかな。ゴメンね」
……やっぱり,自分で決めるしかない。そう思うと,チラチラ思い浮かぶのはあの人のこと。あの出会い系アプリで自分を見つけてくれた〈Yu-Ichi〉という男性のことだった。
「よし☆帰ったらメッセージ送ってみるか!」
自分から一歩踏み出さなければ,何も始まらない。その一歩めが,きっとコレなのだから。