MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
――しばらく車を走らせて,二人は幹線通り沿いの大型玩具店に到着した。
「ぬいぐるみのコーナーって,こっちですね」
美優は裕一をともない,ぬいぐるみ売り場へ足を向ける。……が。
「クマだけで,こんなに種類あるんだ……。どれにしよう?」
春奈からは「くまさんがほしい」としか聞いていないので,美優は困った。
売り場には大きさも色も毛並みも,様々なクマのぬいぐるみがずらーっと並んでいる。
どれもこれも可愛くて,とても選べない!でも,予算のこともあるし,全部買うなんて絶対にムリだ。大体,どうやって持って帰るのか。
「大きい方が,春奈ちゃんは喜ぶのかな?」
裕一が,一m近い大きさのクマを抱えながら,美優に訊いた。
その姿から,結婚して春奈の父親になってくれた彼の姿が易々と想像できる。
「多分……。でも高そうですよね。あたしが買えるのは……,コレくらいかなあ」
美優が選んだのは三〇㎝ほどの,幼い子供がやっと両手で抱えられるくらいの大きさのクマ。値段も手頃だ。
でも,彼が抱えている大きなクマさんも,モコモコしていて可愛いし……。美優としては,悩みどころ。
母親としては,両方とも買ってあげたいところだけれど,現実的には給料日前に多額の出費は痛い。どうしたものか。
「ぬいぐるみのコーナーって,こっちですね」
美優は裕一をともない,ぬいぐるみ売り場へ足を向ける。……が。
「クマだけで,こんなに種類あるんだ……。どれにしよう?」
春奈からは「くまさんがほしい」としか聞いていないので,美優は困った。
売り場には大きさも色も毛並みも,様々なクマのぬいぐるみがずらーっと並んでいる。
どれもこれも可愛くて,とても選べない!でも,予算のこともあるし,全部買うなんて絶対にムリだ。大体,どうやって持って帰るのか。
「大きい方が,春奈ちゃんは喜ぶのかな?」
裕一が,一m近い大きさのクマを抱えながら,美優に訊いた。
その姿から,結婚して春奈の父親になってくれた彼の姿が易々と想像できる。
「多分……。でも高そうですよね。あたしが買えるのは……,コレくらいかなあ」
美優が選んだのは三〇㎝ほどの,幼い子供がやっと両手で抱えられるくらいの大きさのクマ。値段も手頃だ。
でも,彼が抱えている大きなクマさんも,モコモコしていて可愛いし……。美優としては,悩みどころ。
母親としては,両方とも買ってあげたいところだけれど,現実的には給料日前に多額の出費は痛い。どうしたものか。