先生、好きって言って。
「…もう、これ可愛すぎる。」
「お人形さんみたいだよ〜!」
「はい、鏡で見てみて!」
と、手鏡を渡されたので自分の顔を見た。
「え…か、可愛くなってる。」
髪の毛はおろして巻き髪に、メイクはほんのりピンクのチーク、ちょっと赤っぽいツヤツヤしたリップ。
自分で言うのもなんだけど、ほんとに可愛く見える。
「こんなに可愛いメイドさんいたらお持ち帰りされちゃうよね〜。」
「男子にはちゃんと守るように言っておかないとね!」
そ、そんなお持ち帰りなんてないと思うけど…。
「あの、可愛くしてくれてありがとう。」
「いいのいいの〜!楽しかったからさ!」
「あ、そろそろ教室戻ろう。男子が待ちわびてるはずよきっと。」
と、笑いながら皆で教室に戻った。