先生、好きって言って。








「さぁ、女の子達入ってきてくださーい。」





と、涼の掛け声でメイクしてくれた子がドアを開けた。




「「「おお〜。」」」




お〜、男の子達もコスプレしてる。



ちなみに涼は王子様のコスプレをしている。




「いやー、皆可愛いねぇ。」




「ほら、涼お待ちかねの蘭ちゃんだよ!」




「っあわわ、」




トンっと背中を押された。





「え、」




『は、』





と、男子は皆固まった。






涼はまだしも……な、なんで先生も固まってるの。





「いやこれは…」


「想像以上だな。」




「でしょ〜。これだけ可愛いからお持ち帰りされる可能性が高いの。だから皆絶対守ってよ?」




「らんちゃん。僕が絶対守るからね。」



そう言いながら、私の手をぎゅっと握った。





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