先生、好きって言って。



『よし、お前らもう宣伝終わっていいぞ。俺が宣伝するわ。クラスの奴らには事情伝えとくからあとは自由に文化祭楽しめよ。』




じゃあなって言って真広から看板を奪い、先生は行ってしまった。




「えっと、じゃあ先生のお言葉に甘えて…。一緒に回ろうか。」




「う、うん。」




なんだか先生、怒ってるように見えた。




先生には迷惑しかかけてない気がする。





「…らん?」




「あ、ごめん。じゃあ行こっか!私お腹空いちゃったよー。」



「じゃあ、俺が何か買ってあげるから好きな物食べなよ。」



「やったー!ありがとう!」








私はすっかり忘れていた。




2人で撮った写真のこと…。









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