先生、好きって言って。
そして─────。
『もう行くのか。』
「はい。」
『電話してこいよ。』
「もちろんです。」
『…目移りすんなよ。』
「っ絶対しません!なつ君もですよ?」
『当たり前。』
「っじゃあ、行きますね!では、また会える日ま…」
ギュッ
『ごめん、もうちょい充電。』
「…は、はい。」
あー、しばらくはこの匂いを嗅ぐ事もないのか。
いっぱい吸っとこう。
すると…、
ん?
なんか首元にヒヤッとした感じが。
何だろう?と思い首を触ると…、
「な!なつ君これ…!」
どうやら、ネックレスを付けてくれたみたい。