先生、好きって言って。



「や、やめてください!心臓に悪いです!」




本当に心臓止まるかと思った。




未だにバクバクしてる。







『……はぁ。ホントなんなんだよ。』




「へ?」




『何でそんなに可愛いわけ?ずるくない?俺も心臓バクバクだからな。』





いやいやいや、絶対そんな事ない。





心臓バクバクはありえない。





だって、見るからに余裕そうなんだもん。






「なつ君、嘘は良くないです。見るからに余裕そうじゃないですか!」





『これのどこが余裕そうなんだよ。こんな可愛い彼女がこれから大学に行ってモテるんだろうなって思うと…ちょっと妬ける。』




なつ君は顔を背けているけど、耳が凄く赤い。




照れながらそんな事言ってくれるなんて、可愛いな…!





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