クローゼット番外編~愛する君への贈り物
「……もちろん、お断りしたわ。」
「……え?」
ミシェルは、僕に背を向け、言葉を続けた。
「ジョッシュ……私の気持ち、気付いてるわよね?」
「えっ!?」
突然のことに俺はびっくりして…
早く何か言わなきゃと思えば思うほど、混乱してしまって…
「私…ジョッシュのことが……」
「ミシェル!」
俺は、ミシェルの背中を抱き締めた。
言葉は出て来なかったけど、体が勝手に動いたんだ。
「……ジョッシュ。」
呟いたミシェルから伝わってくる鼓動も、俺と同様にとても速かった。
この時、俺は確信したんだ。
やっぱり、俺たちは同じ気持ちだったんだって。
でも、そのことを嬉しいと思う反面、罪悪感のようなものも感じていた。
俺は、しがない薬売りの息子。
だけど、ミシェルは貴族の娘。
そんな俺たちが釣り合わないことは、最初からわかっていた。
わかっていて、目を瞑っていたんだ。
俺は、腕を離し、ミシェルから距離を置いた。
「ジョッシュ……?」
俺は、首を振った。
「どうしたの?」
「だめだよ。君は貴族の娘なんだから…
お嬢様なんだから。」
「そのことなら心配はいらないわ。
ジョッシュ、考えてみて。
私はあなたのお母様のお薬のおかげでここまで回復したのよ。
お父様だってそのことはわかってる。
だから、私たちのことだって許して下さるわ。」
「え……」
その言葉に、僕は驚くと同時に救われた。
確かに、ミシェルの言うことは筋が通っている。
本当に、許してもらえるだろうか?
俺は、ミシェルのことを好きなままでいて良いんだろうか?
「……え?」
ミシェルは、僕に背を向け、言葉を続けた。
「ジョッシュ……私の気持ち、気付いてるわよね?」
「えっ!?」
突然のことに俺はびっくりして…
早く何か言わなきゃと思えば思うほど、混乱してしまって…
「私…ジョッシュのことが……」
「ミシェル!」
俺は、ミシェルの背中を抱き締めた。
言葉は出て来なかったけど、体が勝手に動いたんだ。
「……ジョッシュ。」
呟いたミシェルから伝わってくる鼓動も、俺と同様にとても速かった。
この時、俺は確信したんだ。
やっぱり、俺たちは同じ気持ちだったんだって。
でも、そのことを嬉しいと思う反面、罪悪感のようなものも感じていた。
俺は、しがない薬売りの息子。
だけど、ミシェルは貴族の娘。
そんな俺たちが釣り合わないことは、最初からわかっていた。
わかっていて、目を瞑っていたんだ。
俺は、腕を離し、ミシェルから距離を置いた。
「ジョッシュ……?」
俺は、首を振った。
「どうしたの?」
「だめだよ。君は貴族の娘なんだから…
お嬢様なんだから。」
「そのことなら心配はいらないわ。
ジョッシュ、考えてみて。
私はあなたのお母様のお薬のおかげでここまで回復したのよ。
お父様だってそのことはわかってる。
だから、私たちのことだって許して下さるわ。」
「え……」
その言葉に、僕は驚くと同時に救われた。
確かに、ミシェルの言うことは筋が通っている。
本当に、許してもらえるだろうか?
俺は、ミシェルのことを好きなままでいて良いんだろうか?