The Last -凶悪-
そこには・・・
あまりにもかけ離れた“父”の姿があった。
吐き気を催して、
一旦手帳を置いてトイレへ駆け込んだ。
淡々と、流暢に話されていく犯行告白。
小さい頃から脳裏に焼き付いた父の姿が、
ゆっくりと剥ぎ取られていった。
嘔吐したから体温が上がった。
動揺しているから心拍数が上がった。
事実を受け入れられないから手が震えた。
“違うぞミライ。
それは【興奮】してるからだ。”
「・・やめろ!!!!違う!!!!」
父さんの声が聞こえた気がした。
必死に頭を抑えて、耳を塞いで、
気がつけば大粒の涙が便器に落ちていた。
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ミライ。
幸寿苑でお前は何を見てきた?
俺の教えを守って、人の幸せに尽くしてきたお前は今、何を感じている?
準備は整った。
数多くの幸せを目の当たりにして、
今・・“本性”が解放される時だ。
ミライ・・・・。
お前には俺と同じ血が流れている。
その血が沸騰して全身を駆けめぐった時・・
硫酸魔は復活を遂げる。
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