2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~
『さあ、食べよう』


そんなこと言われたら…食べれられないよ。


私、一体、いつになったら、この状況に慣れるのかな…


たぶん、まだまだ無理かな。


だって、樹の言葉は、私の心をドキドキさせる魔法みたいなものだから。


柊君の何倍も…


私は、樹にキュンキュンさせられてる。


2人の優しい時間が流れて…


大切な人と、楽しい会話をして過ごす夜。


あなたの全てが…好き。


泣ける程に、あなたを…愛してる。


この気持ちは、ずっと変わらない。


うん、変わらないって自信があるよ。


樹は…ソファに座る私を、両手で強く抱きしめた。


『絶対、離さない』


そう言った後は…


激しいキスが、私の体を熱くした。


樹の細くて長い指が、体中を敏感にする。


『ダメ…だよ』


『ダメじゃない』


樹の感触を体全部で受け止めながら、私は、もう、どうにかなってしまいそうだった。


何時間、そうしていたのか…


気づいたら、いつの間にか、私達はベッドで眠っていた。
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