あやかし神社へようお参りです。②
「でも、どうして」
「うたちゃんの守りの力が弱くなっているんだ」
守りの力、呟くように繰り返した。
「守護霊だったり、その人自身のバリアだったり、人にはいろんな形で災いから守られているらしいんだ」
「らしい……?」
そう聞き返すと三門さんは苦笑いで肩を竦めた。
「分野外なんだ。守りの力とかはあんまり得意じゃなくて。でも力が弱くなっているのには気が付いたから、取り急ぎ用意したんだ。僕が原因を調べている間くらいは、持つかと思っていたんだけれど」
三門さんにも苦手なことってあったんだ、と目を丸くする。
「守りが薄いから穢れや厄を受けやすくなって、怪我や病気をしやすくなって、結果『おっちょこちょい』に繋がってしまったんだと思う」
じゃあ詩子がよく怪我をするのは、彼女の性格のせいではなかったという訳か。
理解はできたけれど、これからどうするのかが全く見当もつかずに、じっと三門さんを見つめる。