あやかし神社へようお参りです。②
「詩子どのが高い熱を出されたらしい」
「あの災厄を断ち切れなかったからじゃ」
「頭に怪我をおったらしい」
「詩子どのをお守りする力が弱いのだ」
「刀が折れさえしなければ」
「我らの力が強ければ」
彼らは自分たちの力が、詩子を守り切れないほど弱くなっているのを悔いていた。
────ああ、そうか、そう言うことだったのか。
三門さんが言っていた詩子の『守りの力』と言うのは、ひな人形が詩子を守っていたことだったのだ。そして詩子の守りの力が弱くなったのは、ひな人形たちが彼女のことを守りきれなくなってしまったからだったんだ。