あやかし神社へようお参りです。②
そして放課後、帰ってきて着替えると、私はすぐに社務所へ向かった。三門さんがお札を書いているところだった。私が入ってきたことに気が付くと、手を止めて顔をあげ「おかえり」と微笑んだ。
「学校どうだった?」
「楽しかったです。あ、篠がいてびっくりしました!」
三門さんの前に座りながら、興奮気味にそう言う。
「あれ、僕言ってなかった?」
首を傾げた三門さんに苦笑いを浮かべた。
「一北には、妖狐と雪童子《ゆきわらし》が入学したはずだよ」
「雪童子……?」
「雪でできた妖怪。生まれた時に両親が揃って挨拶に来てくれたんだけど、そういえば最近は会ってないなあ」
三門さんは懐かしそうに目を細めた。
まさか篠以外にも妖がいたとは思わなくてびっくりした。でも、妖とひとが一緒に生きているおもてら町なら、これからもきっとそう言うことがあるのだろう。そう思うと、なんだかちょっとだけワクワクした。