しあわせ食堂の異世界ご飯4
「あんた、有名人だったんだなぁ……。人気の料理人か、すげぇ。そりゃあ、しらすも美味しくしてくれるわけだ!」
店主の言葉に、アリアは力なく笑う。
(私は醤油をかけただけなのに……)
そこまで料理らしいことをしていないのに、すごい注目だ。そして様子を窺っていた人たちが、店主の下へ詰めよってきた。
「その不思議なご飯、ください!」
「ずるいぞ、俺が先だ!!」
「こっちは二人前お願いします!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! うちは軽食を扱う届け出を出してないから、売れるのはしらすだけだ!!」
今食べていたしらす丼は売り物ではないので、関係ない。
押し寄せてくる客を見て、店主は必死に落ち着いてくれとお願いをする。
そして思う。こんなことなら、アリアに言われたとき素直に軽食の届け出をしておけばよかった……と。
少し離れたところから、しらすの露店を見ている人物がひとり。
「何をやっているんだ、アリアは……」
呆れるように呟いて、どうしようか考えているのはリベルトことリントだ。
アリアの料理が食べたくてしあわせ食堂に行ったのだが、クローズと書かれた看板が出ていた。
店主の言葉に、アリアは力なく笑う。
(私は醤油をかけただけなのに……)
そこまで料理らしいことをしていないのに、すごい注目だ。そして様子を窺っていた人たちが、店主の下へ詰めよってきた。
「その不思議なご飯、ください!」
「ずるいぞ、俺が先だ!!」
「こっちは二人前お願いします!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! うちは軽食を扱う届け出を出してないから、売れるのはしらすだけだ!!」
今食べていたしらす丼は売り物ではないので、関係ない。
押し寄せてくる客を見て、店主は必死に落ち着いてくれとお願いをする。
そして思う。こんなことなら、アリアに言われたとき素直に軽食の届け出をしておけばよかった……と。
少し離れたところから、しらすの露店を見ている人物がひとり。
「何をやっているんだ、アリアは……」
呆れるように呟いて、どうしようか考えているのはリベルトことリントだ。
アリアの料理が食べたくてしあわせ食堂に行ったのだが、クローズと書かれた看板が出ていた。