しあわせ食堂の異世界ご飯4
(私は、わたくしはリベルト陛下の期待に応えられるのだろうか?)
そう考えて、違うと、瞬時にアリアの脳が告げた。
(その思考はもう、間違っているのだわ。わたくしにできることは、応えるということだけ)
王妃として彼の隣に立つのだから、これくらいは軽くこなさなければいけない。でなければきっと、これから先にあるだろう困難に負けてしまう。
「…………」
返事をするために口を開こうとするが、緊張で喉が渇き上手く言葉を発することができない。
(しっかりしなさい、アリア!)
無意識のうちに震える手を、もう片方の手で押さえる。
これはいったいなんだろう。緊張? いいえ、そんなわけがない。武者震いだと、自分を奮い立たせる。
腹をくくれアリア、自分はエストレーラのためにこの国へ嫁ぐと決めたんだろう?
この国はもう、エストレーラに続くふたつ目の故郷だ。
これから先、カミルやリズが結婚し子供を授かったら……自由に将来を選べる環境にしておいてあげたい。
アリアはすうっと息を体内いっぱいに入れて、ゆっくりと目を閉じて深呼吸をした。そしてまっすぐ、王女の顔でリベルトを見る。
そう考えて、違うと、瞬時にアリアの脳が告げた。
(その思考はもう、間違っているのだわ。わたくしにできることは、応えるということだけ)
王妃として彼の隣に立つのだから、これくらいは軽くこなさなければいけない。でなければきっと、これから先にあるだろう困難に負けてしまう。
「…………」
返事をするために口を開こうとするが、緊張で喉が渇き上手く言葉を発することができない。
(しっかりしなさい、アリア!)
無意識のうちに震える手を、もう片方の手で押さえる。
これはいったいなんだろう。緊張? いいえ、そんなわけがない。武者震いだと、自分を奮い立たせる。
腹をくくれアリア、自分はエストレーラのためにこの国へ嫁ぐと決めたんだろう?
この国はもう、エストレーラに続くふたつ目の故郷だ。
これから先、カミルやリズが結婚し子供を授かったら……自由に将来を選べる環境にしておいてあげたい。
アリアはすうっと息を体内いっぱいに入れて、ゆっくりと目を閉じて深呼吸をした。そしてまっすぐ、王女の顔でリベルトを見る。