しあわせ食堂の異世界ご飯4
 エマとカミルは嬉しそうに話し、これなら今後も給食の監修を心置きなく続けていくことができそうだと笑う。
「お偉い貴族様がきて、現場をぐちゃぐちゃにされたらたまらないからね。基本的にメニューはアリアちゃんが決めて、作業する人は新しく雇うことになるけど……何かあれば、ちゃんと私に相談しておくれよ」
 学園長へ話を通すことくらいは自分がやるからと、アリアの負担を減らそうとしてくれているようだ。
「ありがとうございます、エマさん」
 これで、アリアは料理に集中し、何かあった際はその対応をエマにお願いすることができる。
(とはいえ、何かが起きる未来は見えないけど……)
 表向きのトップは学園長であるジャロアム伯爵だが、その上にリベルトがいる。将来的には、王妃になったアリアもそこに並ぶだろう。
 それを考えると、学園に波乱が起きることの方が考えられない。アリアとしては、とてもいい学園になるだろうと思っている。
(まあ、子供同士の喧嘩とかは起きるかもしれないけど)
 それは大人たちがちゃんと面倒を見てやればいい。
(早く入学式にならないかな)
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