執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「へぇ……」
「私もいやいや手伝ったわけじゃなくて、歳の離れた弟たちはすごく可愛かったし、もう双子の成長が私の生きがいみたいな感じで楽しかったんだ」
明るい声で私が言うと、雅文くすりと笑った。
「自分の恋愛が二の次になるくらい?」
ちょっと意地悪な笑みをむけられ、私は頬をふくらませる。
前に学生時代は男子たちから女扱いされなくて恋愛経験ゼロだと言ったのを覚えていたらしい。
「すみませんね。恋愛が二の次の色気のない女で」
「いや、広瀬らしくてかわいい」
さらりと言われ、ぼっと頬が熱くなった。私は動揺を悟られないように慌ててうつむく。
同期の女子に対してこんなに自然にかわいいと言えるなんて、相当モテるんだろうな。人たらしの雅文が少し憎くなる。