執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
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朝起きて身支度をしながら、無意識のうちについそんな過去の記憶を思い出していたことに気付く。
鏡にうつる自分の姿を見てため息をついた。
あの頃より髪も伸びたしメイクもうまくなった。
身に着ける洋服も靴も大人の女性にふさわしいものを選ぶようになった。
それなのに、心の中はいまだに雅文にとらわれたままだ。
三年前、雅文には自分から別れを切り出したって言うのに、未練がましい自分がイヤになる。