執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「やっぱり断られると思った」
たった今私が送ったメッセージを見て苦笑する雅文に、驚いて跳び上がる。
いったいいつからいたんだろう。
「まどかはあいかわらずだな。昔もこうやって、データとにらめっこしながら昼食をとってたよな」
雅文はこちらに向かって歩きながら、あきれたように笑った。
私はなんだか恥ずかしくなってそっぽを向く。
店舗巡回で外回りが多く普段ランチは外で食べてばかりだから、社内にいるときはお金と時間、両方の節約のために買ってきたパンをかじりながらデータを見ることが多い。
そんな女子力皆無の姿を見られていたなんて情けない。
そう思っていると、雅文は「サンドイッチだけじゃ、栄養偏るぞ」と私のデスクに蓋つきの透明のカップを置いた。
中にはかわいらしいピンク色のスムージー。
栄養満点のビーツとベリー、そしてはちみつとレモンで味を調えた、INO’S COFFEEの人気商品だ。